
2日目の朝は快晴。気温は10度を下回り、澄んだ冷気がコースを包み込んでいましたが、前日まで吹き荒れていた強風は収まり、時折ウグイスの鳴き声が響く中、満開の桜と新緑の木々が映える春らしい穏やかな葛城となりました。
強風に翻弄された1日目午後組は、絶好のコンディションのもとで午前中にプレーし、鬱憤を晴らすかのようなビッグスコアが続出しました。
午後は多少の風は吹いたものの穏やかな春の陽気は続き、詰めかけた多くのギャラリーの前で好プレーがみられ、フィールド全体のスコアも伸長。予選カットラインは4オーバー、プロ60名、アマチュア3名の計63名が決勝ラウンド進出を決めました。
2日目を終えて通算5アンダーで単独トップに立ったのは菅楓華プロ。OUTコースからスタートし、前半は4バーディ・1ボギーで3つスコアを伸ばすと、14番パー4では2打目残り130ヤードが直接入ってイーグルを奪取。16番では2打目をピンのショートサイドに外しダブルボギーを喫するなど葛城の洗礼も受けますが、続く17番、18番で連続バーディを決める見事なバウンスバックで「67」をマーク。今季開幕からトップ5を外さない好調ぶりをみせました。
1打差の通算4アンダー2位タイには3名が並び、まず初日午後組で唯一のアンダーパーをマークした仲宗根澄香プロがボギーフリーの「69」、午後スタートだった荒木優奈プロは5バーディノーボギーの「67」をマークしスコアを5つのばしました。また初日首位タイの佐久間朱莉プロは3バーディ・2ボギーの「71」で上位をキープし、優勝争いの中で週末を迎えます。
2日目のフィールドベストは午前組でスタートした仲村果乃プロ。前半OUTコースで2つ伸ばすと、後半INコースでは11番からの3連続を含む5バーディを奪取。ボギーフリーの「65」で7つスコアを伸ばし、通算3アンダーの5位タイへと浮上。初日53位タイから大きく順位をジャンプアップしました。
3日目は午前中から雨の予報で、夕方から夜にかけて強まる見込みとなり、選手たちにとっては再び天候との戦いが待ち受けます。
ショットが安定していて、イーグルもあっていい内容だったと思います。今日は風がなくてピンを狙いやすく、チャンスも多かったです。攻めるところと我慢するところを意識しながら、ロングでしっかり伸ばせました。16番のダブルボギーも引きずらずに切り替えて、最後はバーディーで締められたのは良かったです。こういう難しいコースは好きですし、今季1勝できたことで自信もあります。葛城は食事もすごく楽しみで、特にフルーツは毎日食べています。揚げ物を控えるなど体調管理もしながら、引き続き頑張りたいです。

チャンスには多くつけられていて、あと1つ2つ伸ばせたという思いはありますが、良い流れで一日回れました。長いパーパットでしのいだ場面はありましたが、それ以外は落ち着いてプレーできています。グリーンも速くなり、葛城らしい難しさが出てきました。気持ちはフラットに保てていて、予選通過は素直にうれしいです。同世代の活躍も刺激になっていますし、年齢に合わせた戦い方を意識しながら、残り2日も一打一打に集中して臨みたいです。

体調面ではご心配をおかけしましたが、今日はだいぶ回復して元気にプレーできました。葛城は難しいコースですが、プロ入り後に初めてトップ10に入った思い入れのある場所なので、楽しく回れています。今日は大きなミスは少なかった一方でチャンスが少なかったので、明日に向けて修正したいです。雨予報もありますが、しっかり準備して臨みたいと思います。葛城の美味しい食事をしっかりとって、コンディションを整えます。

予選ラウンドを通してショットの調子も良く、バーディチャンスも決められているので、手応えは感じています。葛城は昨年の印象も良くて、好きなコースなので前向きにプレーできています。決勝は天候の変化もありそうなので、状況を見ながらしっかりマネジメントして、トップ10、そして優勝を目指していきたいです。

後半は少し悔しさが残りましたが、調子が万全でない中でも予選を通過できたのはうれしいです。葛城のようなコースは、攻めるべきところと抑えるべきところの判断が重要で、経験のある選手ほど大きなミスが出にくいと感じています。スコアの伸ばし合いよりも我慢する展開の方が自分にはチャンスがありますし、グリーン周りの状態も良く、外してもパーを拾いやすい印象です。明日に向けては、しっかり休んで心身を整え、良い状態でスタートしたいです。

(文・写真/菅沼 昌喜)